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遼、18位で終了 恐怖心との戦いに苦しむ

ゴルフダイジェスト・オンライン 10月16日(日)18時35分配信

遼、18位で終了 恐怖心との戦いに苦しむ
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石川遼の最終日は前半にパッティングのミスが重なった

千葉県の鷹之台カンツリー倶楽部で開催された国内男子メジャー第3戦「日本オープン」最終日。
6オーバーの27位タイから出た石川遼は4バーディ、4ボギーの「71」で回り通算6オーバーのまま、
順位を18位タイに上げて終了した。

石川遼のフォトギャラリー

最終組よりも約2時間早いスタートとなった最終ラウンド。
優勝争いに加わることができなかった石川は2番でピン左奥7メートルを沈めてバーディを先行させた。
しかし続く3番、4番ではいずれもパーオンをグリーン手前のラフに阻まれ、
パーパットを外して2連続ボギーで後退。6番(パー5)でもラフを渡り歩き4オン2パットのボギーとしてしまった。

「自分で良くなりかけた流れを悪くしてしまった」。折り返し前の9番で2メートル、
後半12番で3メートルのバーディパットを沈めるなど徐々にパッティングが復調し、ペースをつかむ。
14番では目標としてきた4つ目のバーディを奪った。しかし16番では2メートルを外してボギー。
最終18番も上りのバーディチャンスをショートしてパーとし、ギャラリーのため息がもれた。

プロ転向後の2008年以降2位、2位、8位とトップ10を外さなかった日本オープン。
しかしアマチュア時代から数えて5度目の今年は、優勝争いのチャンスすらなかった。
前週まで不振だったドライバーショットは復調。しかしショートゲームとの“噛み合わせ”が悪かった。
「ミスが少ない選手が勝てる。まだまだ時間がかかる」。

今季初勝利、そして通算10勝を待ち焦がれる一方で、その難しさも痛感し始めている。
「経験が少なかった時には“イケイケ”でやれたが、(今は)『ミスするんじゃないか』という気持ちとも戦っている。そういうものに負けないくらいの技術をつけなくてはいけない」。
国内最高峰の難セッティングの中で「“こっちに外しちゃいけない”と“ここに打てばいい”という
両方の気持ちの戦い」と、コース上で恐怖心と向かい合う自分が露呈された。

プロ4年目、20歳で迎えた“壁”。2011年の国内男子ツアーも残りは6試合。
その苦悩を打ち破ることができるのは、石川自身に他ならない。(千葉県千葉市/桂川洋一)

スポーツにも様々なジンクスがありますが、「壁」というのもよく聞く話ですね。
人生の中で「壁」は幾度となく現われます。
一度の「壁」で打ちのめされるようでは、先に控えているものにはたどり着けません。
石川 選手も今年は試練の年、なのかもしれませんね・・・

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