２７日に行われたチャンピオンズリーグ（ＣＬ）・グループＢ第２節、ＣＳＫＡモスクワ対インテルの一戦は、
３－２でアウェーのインテルが勝利を収めた。
開始早々に主導権を握ったのは、アウェーのインテル。
６分、右ＣＫのチャンスを得ると、飛び出したＧＫの前でＣＳＫＡのＤＦワシリ・ベレズツキーが
ヘディングをしてしまい、こぼれ球がファーへ。これをルシオが無人となっていたゴールに流し込み、
インテルが先制に成功した。
その後は、ホームのＣＳＫＡが前線のタレントを生かしてボールを支配していくが、
インテルはしっかりと対応して、同点弾を許さない。
すると２３分、右サイドバックで先発出場した長友佑都が、インテルに追加点をもたらした。
右サイドでボールを持った長友は、アレクセイ・ベレズツキーに１対１を仕掛ける。
スピードに乗った長友は、相手の股を抜いてエリア内に侵入すると、右足で強烈なボールを中へ。
これが中央に走り込んだパッツィーニへの見事なアシストとなり、インテルのリードは２点に広がった。
ＣＳＫＡは前半ロスタイム、ジャゴエフのＦＫが直接決まり、１点差としてハーフタイムを迎えると、
後半の立ち上がりも猛攻を仕掛けた。４９分には、ママエフが惜しいシュートを放ち、
インテルをヒヤリとさせている。
パッツィーニを下げてサラテを投入したインテルは、次第に落ち着きを取り戻し、
攻撃の意識が高いＣＳＫＡにカウンターをぶつける。
５３分には、オフサイドとなったものの、サイドバックのキヴがディフェンスラインの裏を取る場面もあった。
それでも、ＣＳＫＡの攻勢は止まらない。攻め続けたＣＳＫＡは７７分、ついに同点ゴールを奪う。
ペナルティーエリア左で前を向いたラブが、ルシオをかわして中央に入ると、右足を一閃。
低い弾道の強烈なシュートが、ゴールネットに突き刺さった。
これでインテルは追い込まれたかと思われたが、すぐに勝ち越し点が決まった。
７８分、カンビアッソのパスを受けたサラテが胸トラップでイグナシェビッチをかわすと、
ペナルティーアークから左足でシュートを放ち、インテルに勝ち越しゴールをもたらした。
残り時間は、再びＣＳＫＡが押し込む展開となるが、インテルはアルバレスを下げてジョナタンを投入するなど
守備の意識を高めて対処。ＣＳＫＡに３点目は許さず、３－２の勝利を飾った。
なお、ＣＳＫＡのＭＦ本田圭佑は、右ひざの負傷により、この一戦を欠場している。

欧州チャンピオンズリーグ。CSKAモスクワ戦の前半、インテル・ミラノの2点目をアシストして雄たけびを上げる長友佑都。インテル・ミラノは3―2で競り勝ち、1勝1敗とした＝27日、モスクワ(時事通信)

重要な一戦、ＣＳＫＡモスクワをアウェーで破り貴重な勝ち星を挙げました！
残念ながら負傷欠場により、大舞台での「長友ＶＳ本田」は実現しませんでしたが、
長友選手は得点にも絡んで大活躍！！！
まさに一進一退の好ゲームでした。